令和4年9月21日に行われた北本市議会定例会で、岡村有正議員が公園整備や道路の安全に関する一般質問を行った。すでに広域にわたる重要な案件が浮上しており、特に都市計画道路の現在の整備状況に対する関心が高まっている。
岡村議員は、まず「都市計画道路3・3・2中央通線」の整備事業に注目し、30年以上継続しているこの道路の進捗について質問した。市長は、過去の工事の完了を報告し、「地域の皆様には整備期間中、不便をお掛けしたが、今後はこの道路の拡幅による地域活性化に努めていく」と明言した。
また、議員は北本市内における所有者不明の土地に関しても質問を行い、管理不全となっている土地が全体の22%に及ぶ現状を示し、これに関する今後の対応について質問した。市長は、「法律改正を利用して、所有者不明土地の管理を進め、公共の安全確保を図る」と強調した。
最後に、岡村議員は脱炭素社会に向けた具体策についても言及し、北本市が2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするための取り組みに対する市長の姿勢を求めた。市長は、既に実施している各種エコプロジェクトの進捗を紹介しつつ、市民と協力して持続可能な社会の実現に向けて努力を続ける意義を力説した。
このように、今回の定例会では市政に対する多様な質問が取り上げられ、特に道路整備や土地管理の重要性が再確認された。議員たちは市民生活の向上に向け、地域づくりにおける果たすべき役割を改めて意識する必要があると感じた。