令和5年3月7日に北本市議会が開催され、市民生活に密接に関連する様々なテーマが取り上げられた。
特に重視されたのは、交通和アクセスの問題である。視覚障害者に対してのサポートの必要性が強調された。 具体的には、南大通りと南小通りの交差点に音声ガイドが設置されていないため、視覚障害者が安全に道路を横断できないとの指摘があった。 障害福祉計画では通行の安全確保を目的に、点字ブロックや音声ガイドの整備状況について議論が続く。
次に挙げられたのは、障がい者の情報アクセスについてである。具体的には、広報「きたもと」の音声データ化が進められている。しかし、情報提供の方法が依然として課題であり、さらに音声化を進めていく必要があるとされる。 これについては、ボランティア団体の「かばざくら」が朗読を行っており、今後もその活動が続けられる見込みである。
待機児童についての現状も報告された。令和5年4月時点で、0歳児から2歳児の待機児童が予想されることが示され、解決策として民間保育園への受け入れ枠拡大が提案された。この流れには、地域全体での支援体制の強化が求められている。他市と同様、必要な施設を整えることが早急に必要である。
ヤングケアラーに関わる相談件数もわずかながら上昇してきている。子どもたちが病気や障害を持つ家族を助ける際の負担を減らす方法について、多角的な支援が検討されている。具体的な支援策の形成に向け、多様な機関が協力することが重視されている。
また、部活動の地域移行についても議論され、現状や生徒のニーズに応じた新たな政策が模索されている。その中で、演劇教育の価値が再認識され、情操教育の一環として、学校での演劇活動の浸透が期待される。
最後に、地域の安心安全を維持するため、市民の意見を尊重しつつ、今後の施策や取り組みの方向性が議論され、引き続き多様な声を反映しながらやっていくという姿勢が強調された。