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北本市、第6年度一般会計予算242億円可決

北本市議会定例会で242億円の令和6年度一般会計予算が可決。市民生活支援に向けた施策が議論された。
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令和6年第1回北本市議会定例会が2024年3月22日に開催された。注目の議題である令和6年度一般会計予算は、242億1,000万円に達し、前年よりも増加した。市税の減収が予測される中でも、民生費や福祉サービス等への継続的な投資がなされていることが強調された。

市長の三宮幸雄氏は、今年度予算における重点施策として、特に少子高齢化対策や教育環境の整備に力を入れていると述べた。具体的には、小中学校体育館へのエアコン設置、学童保育の待機児童対策が挙げられた。特に、仮称中丸第二学童保育室の整備については、利用者からの需要が高まっていることを受けての取り組みである。

さらに、議案第2号の後期高齢者医療特別会計予算についても議論が行われた。この予算は64億3,520万円で、前年よりも増加が見込まれるが、負担増が懸念されるとの意見も出た。特に、毛呂一夫議員は、負担が高まる中、国や県への要請が必要と強調した。

議案第4号では、国民健康保険特別会計の予算が可決された。こちらも社会保障費の増加が背景にあり、保険料の見直しが求められている現状が問われた。医療保険の負担が増加していることに対して、生活困窮者への配慮が必要とされた。

次に、議請第1号の良質な学童保育事業に関する請願が議論された。保護者からの寄せられた声を基に、特定非営利活動法人北本学童保育の会うさぎっ子クラブを随意指定することが求められた。賛成意見も多かったが、一方で競争性を重視すべきとの反対意見も見られた。特に、委員長の金森すみ子議員は、公募とするべきとの立場を示していた。

他にも、スクラップヤードに関する請願でも、高い騒音や振動への苦情が話し合われた。表現の自由を尊重しつつ、市民の生活環境を守るため、早急な調査と改善策が必要とされた。この請願に対しても、議会の理解が求められる場面であった。

全体として、議会では市民の生活を支えるための様々な議案が賛成多数で可決され、廃止された市道に関する条例や、北本市犯罪被害者等支援条例の制定についても議決された。市長は、今後も地域のニーズに呼応して、持続可能な社会を目指した施策を進める方針を示した。

議会開催日
議会名令和6年第1回北本市議会定例会
議事録
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