令和5年第3回北本市議会定例会が9月4日に行われ、多くの議案に対する質疑が行われた。
中でも、議案第61号において、桜井 卓議員が久喜市の脱退及び宮代町の加入に関する質疑を通じて、その影響について問いただす場面が見られた。桜井議員は、具体的な人口や処理量の変化、また財産の精算処理についても明確な説明を求めた。
この質疑に対し、齊藤 仁市民経済部長は、久喜市と宮代町の入れ替わりが北本地区衛生組合の構成に与える影響を概説し、財産の処分については「精算金が生じない」との見解を示した。また、議案第64号では固定資産評価審査委員会の委員選任に関して特に質疑はなかったが、原案通り可決された。
さらに議案第65号では、北本市一般会計の補正予算についての質疑が行われ、桜井議員は繰越明許設定の理由について質問した。草野 智広教育部長は、入札不調の原因について詳細に説明し、予算はそのままに繰越明許の設定だけを行った意図も伝えた。このやりとりから、議員間でさまざまな見解が浮かび上がった。
その後、続けて提起された議案のいくつかは委員会付託とされ、具体的な内容を後日詳細審査することとなった。議請第2号から第5号までが次々と提出され、特にテニスコート改修やトイレ洋式化、学校給食費の無償化要求の請願が目を引いた。