令和2年第4回北本市議会定例会の一般質問が行われ、6人の議員がそれぞれのテーマに基づき質問を行った。
初めに、大嶋達巳議員が道路の損傷状況把握と対応について質問したところ、大島一秀都市整備部長が説明。市では道路課職員がパトロールを行い、損傷時には外部業者に補修を依頼していると明かした。
次に、パートナーシップ宣誓制度について、田辺朗総務部長が経緯を説明。埼玉県内で開始されている中、北本市でも最近始めたが、現状ではまだ宣誓者がいないとのこと。また、今後の課題も語られた。
さらに、避難所におけるトイレの確保について、田中正昭市民経済部長が内閣府のガイドラインに基づく現状と課題について説明した。特に、最大限の避難者に対応するためには、携帯トイレの数を増やす必要があるとした。
行政手続の押印については、新井信弘行政経営部長が、政府の方針に従って見直しを進めていることを伝え、967件の押印手続きを調査中と報告した。今後、条例改正を進めていきたいとの意向を表明。
また、市営駐車場についても今関公美議員が質問。市が設置する駐車場の長期利用状況や、利用規約の明確化が求められた。北本市駅では、駐車場利用者数や利用形態を調査し、今後の対策を検討する必要があるとの答弁があった。
今回の質疑では、市民の安全、特に道路や避難所、駐車場に関する問題が多く取り上げられた。議員たちの質問を受けて、各部長は市が行うべき対策について回答。市民の安全と暮らしやすい環境をどう整備するかが鍵であるとの認識が強まった。