令和4年12月20日、北本市議会は定例会を開き、複数の重要議案を審議した。議案第59号の北本市行政組織条例については、議長の工藤日出夫氏が開議を宣告し、質疑応答が行われた。市長公室と行政経営部を統合する改正案が提出され、一部議員からは市長の個人による組織改編の意図が疑問視された。たとえば、「市長公室を減らすことで効率的な組織体制を実現できるのか」と疑問を呈したのは滝瀬光一議員である。
続いて、議案第62号に対する質疑では、定年延長に関する新規採用人員の影響について質問があり、「退職者の人数を考慮し、平均値をもとに新規採用を行う」と行政側は説明した。定年延長の影響が現在の人材配置に与える影響については、慎重に議論が交わされた。
さらに、議案第63号では個人情報保護に関する質疑が行われ、桜井卓議員からLGBTに関する個人情報の扱いについて意見があった。北本市においては、他の自治体における施策の動向を踏まえ、個人情報保護において特に配慮を求める意見が出された。