令和4年の北本市議会が始まり、2月21日に第1回定例会が開催された。会期は本日より3月22日までの30日間と決定された。議会運営委員長からの報告に基づき、会期を定めることが了承され、続いて会議録の署名議員が指名された。
市長提出の議案が一括上程され、三宮幸雄市長が提案理由を説明した。本来の予算規模は過去最大の107兆5,964億円となり、北本市の一般会計予算は223億4,300万円で、前年度比で8億6,482万2,000円の増加が見込まれている。
三宮市長は、今回の予算編成においては新型コロナウイルス感染症への対応を最優先に、歳入面ではふるさと納税や企業版ふるさと納税の推進を強調した。また、歳出面では老朽化した公共施設の改修や、新たに事業を行うための施設整備に向けた支出が増加する見込みであると述べた。
続いて、市政概要の報告が行われ、吉野一副市長が登壇。全国広報コンクールで北本市の広報が優秀な評価を受けたことを発表した。また、市庁舎に無料公衆Wi-Fiを設置し、デジタル化を通じた市民サービス向上を図ることを明らかにした。さらに、健康推進部では新型コロナワクチン接種が進行している状況が報告された。
議会では追加日程として副議長の辞職や選挙が行われ、高橋伸治議員が辞職の挨拶を行った。新副議長には渡邉良太議員が選出され、就任の挨拶を行った。
次に、宮内中学校通学路の安全対策に関する請願が上程され、黒澤健一議員がその趣旨を説明した。通学路の安全対策が求められる中、具体的な改善策が提案された。
最後に、桶川北本水道企業団議会議員および埼玉中部環境保全組合議会議員の選挙が行われ、現職議員の辞職に伴う後任が決定された。その後、会議は無事に散会した。議会は市民生活の安全・安心を重視し、様々な施策を進めていく意向を示した。