令和6年3月、北本市議会の定例会が開催され、多くの議案が審議された。
中でも、議案第8号、専決処分の承認を求める補正予算に関する質疑が注目を集めた。
桜井卓議員が、給付金対象者の要件や基準日、支給スケジュールについて質問。
福祉部の柿沼新司福祉部長は、住民税均等割のみ課税世帯に対し、最大10万円の給付金を支給する旨を説明し、
給付金支給のスケジュールも詳細に述べた。
次に、議案第20号で教育委員会委員の任命について質疑が行われた。
質疑なしとのことで、討論も行われずに、賛成全員で同意された。
また、議案第21号の埼玉県央広域公平委員会委員の選任に関しても、同様に質疑、討論がなしで、全員賛成で承認された。
これらの議案において、議員の間に特に意見の対立は見られなかった。
議案第11号の特殊勤務手当の一部改正においては、桜井議員が手当の人数や額について質疑し、
長嶋太一総務部長より、手当の改正に至った経緯や付与状況について具体的な数値と共に回答を得ている。
さらに多くの議案が質疑を経て委員会付託され、議会は効率的に進行していた。
特に報告第3号の専決処分に関しても質疑なく進行し、後の段階で請願が紹介された。
桜井議員は、良質な学童保育事業に関する請願を紹介し、
その背景には、学童保育室の不足や環境の質を向上させる必要性が安全な子どもたちの放課後生活へと繋がるという意義があると訴えた。
これに続き、スクラップヤードに関する請願も上程され、住民の生活環境の保護に向けた具体的な要求がなされており、
両請願ともに、各委員会へ付託された。
本日の議会終了時刻は午前9時41分であり、議長より散会が宣告された。 今回の定例会においては、平穏な議会運営が継続し市民の声に耳を傾ける姿勢が鮮明であった。