北本市の第1回定例会において、議会の場での一般質問が行われた。
高橋誠議員は姉妹都市交流の重要性を強調した。特に、会津坂下町との交流の深まりを指摘し、今後の相互協力についても提案した。福島弘行政策推進部長は、交流の効果や新たな取組について説明し、具体的な事例を挙げた。その中で、会津坂下町との近日のイベントや、双方の学生間のオンライン交流が成果を上げていることが述べられた。
次に、北本ブランド戦略について、齊藤仁市民経済部長が説明した。具体的には、ブランド認定品の認定状況や市外での販路拡大について報告があり、その課題として生産者の収量確保の難しさが指摘された。また、自主防災会の重要性についても触れ、地域における防災活動の強化が求められた。
その後、永井司議員が住みやすいまちづくりに関する質問を行い、特に浄化槽処理水の放流問題や道路鋪装について具体的な改善策が提示された。危険な通学路の整備状況や防災公園の必要性も討議され、各課の協力による安全対策の強化が求められた。
青野康子議員は、空き家と農地の問題に焦点を当て、その対策についての市の取り組みや現状を質問。具体的な数値や視覚的なデータを用いて、市民が理解しやすい形での緊急対応策の必要性が強調された。また、自身の活動としての市民農園の設置についても提言があり、地域活性化の呼びかけがなされた。
議会の最後には、工藤日出夫議員がポストコロナの市政運営の基本原則について質問。市長はその定義と認識をしっかりと述べ、地域のためにどう貢献するかについて見解を示した。これに対し、工藤議員は今後の展望について市民に向けた柔軟な対応の必要性を指摘した。
議会全体を通じて、議員たちは市民の安心・安全のための具体策や地域の魅力を高める施策について深く議論し、有意義な意見交換が行われた。市政の運営における透明性と効率的な施策の必要性が改めて認識された。