令和4年6月の蓮田市議会定例会が開催され、多くの議案や請願が審議された。
特に注目を集めたのが「蓮田市総合市民体育館サブアリーナ建設に関する市民アンケートの実施を求める請願」であった。この請願に対しては賛成と反対のそれぞれの意見が交わされ、担当の民生文教委員会でも活発な討論が行われた。
賛成意見を述べたのは「日本共産党」代表の深田 康孝議員であり、彼は市民合意の重要性を強調した。また、請願者からの署名数253名に触れた議員からは、多くの市民がサブアリーナ建設について意見を示したいと考えていることを指摘し、アンケート実施の必要性を訴えた。彼は「市民の意思を確認することは、市の今後の施策において重要である」と強調した。
一方で、反対意見として近藤純枝議員は、議会での附帯決議が適切に実施されているとし、行政によるパブリックコメントの活用がなされていることを示した。彼女は、今回の議題に関して在任中の市長のもとで蓮田市の各種施策が進められることに期待感を示しつつも、サブアリーナ建設が市民生活にもたらす利点にも触れた。
他の常任委員長たちも、議案の審査結果や経過報告を行い、各議案が承認される方向性が明らかになった。特に、議案第44号はコロナ禍での支援策と市民の生活改善に向けた施策をまとめており、満場一致で可決された。この議案には新型コロナウイルス対策での生活支援や、地域経済の活性化を図るための施策が含まれている。
このように、活発な議論のもと令和4年6月定例会は、無事に閉会を迎えた。市議会では、今後も市民からの声を反映した施策を推進していく姿勢を示している。議長からの閉会宣告の後、市長は、今後の市政運営に関して市民の意見を尊重しながら進めていく決意を表明した。