令和5年12月14日、蓮田市議会において、行政の各施策に関する質問が行われた。
まず、13番の諸根善昭議員が、蓮田駅西口行政センターの窓口業務の拡充を求めた。行政センターは、防災倉庫や子育て、包括支援センターなど多機能を備えているが、一部業務について市役所でなければ対応できないため、体制の強化が必要だと指摘した。高崎達也蓮田駅西口行政センター長は、行政サービスコーナーが提供する94種類の業務について、業務の特性上、窓口で処理できない手続きがあることを説明しつつ、今後の業務範囲拡大を検討していると述べた。また、窓口業務の拡充に向けた検証作業が進行中であるとも言及した。
次に、諸根議員は学校給食の質の確保についても質問した。安田修一学校教育部長は、食材費補助金として、令和5年度は小学校1人あたり500円、中学校670円で助成されているとし、補助によって給食の質が向上していると報告した。ただし、給食費の値上げが避けられないとの見解も示した。
さらに、宿浦橋人道橋の完成についても触れ、増田吉郎都市整備部長は、設計協議が進行中であり、施工難易度が高いが、計画を進めていきたいとの意向を伝えた。議会の中では、市民の期待を背負っている新しい施策が提起され、行政の迅速な対応が求められた。