令和3年6月28日、蓮田市議会の定例会が開かれ、各議案が議題となった。議会では、総務委員長の勝浦敦議員や民生文教委員長の栗原勇議員、建設経済委員長の鈴木貴美子議員からの報告が行われ、議案の審査結果や経過について詳細な報告がなされた。
特に、議案第41号の蓮田市一般会計補正予算(第3号)では、コロナ禍における生活困窮者支援のための取り組みが注目された。健康福祉部長の猿田孝二氏は、「この補正予算は新型コロナウイルスの影響を受けた市民への支援を目的としている」と説明した。
栗原勇議員は、「子育て世帯生活支援特別給付金事業の申請者数は294世帯の412人であり、特に一人親家庭への支援が重要だ」と強調した。また、議案第40号の改正案に関連して、均等に支援されるべきとの立場を示し、「制度の説明を行う中で、国民に対して十分な理解を得ることが大切」と訴えた。
さらに、多くの議員から新型コロナウイルスに関連する施策に対し、具体的な施策や予算の配分について質問や意見が出された。特に、予算の透明性や情報提供の重要性が指摘され、市長は「適時適切な情報提供に努め、必要に応じて周知を図る」と答弁した。
最終的に、多くの議案が滞りなく採決され、6月の定例会は盛況のうちに閉会した。市長は、蓮田市民に向けたワクチン接種の進捗状況を報告し、今後の取り組みについても言及した。議会では引き続き市民生活の向上に向けて、協議を続けていく意向を示している。