令和5年6月の蓮田市議会定例会が開催された。議会では、議案第54号に対する議論が大きな焦点となった。これは、蓮田市の一般会計補正予算に関する動議で、マイナポイントに関する施策が含まれていた。
市長の山口京子氏は、議会の開始に際して、先日行われた一般質問に対する答弁の一部取り消しについて発言。議員たちは、地域の住民生活や治安維持など、各議案に対して意見を述べ、活発な質疑応答が行われた。
各常任委員会の報告では、特に議案第54号に関する質疑が集中した。榎本菜保議員は、マイナポイント活用事業に対する組替え動議を提案し、事業の継続に疑問を呈した。彼女は「国の方針や制度上の問題から、今一度マイナポイント施策を見直すべきだ」と主張。
対する豊嶋遥議員は、この動議に反対し、市民のデジタルサービスへのアクセスを維持すべきであると強調した。議長が動議の採決を行って以降、結果が否決され、市民サービスの継続が確認された。
その他にも、印鑑登録に関する条例の一部改正や、災害派遣手当の支給に関する条例改正などの議案が報告されており、すべて原案通りに可決された。市長からの挨拶もあり、市政に対する市議会の役割と責任についても言及された。