令和5年6月27日、蓮田市議会において、市政に関する一般質問が行われた。議員らが市民の懸念や要望を代弁し、さまざまな課題を市に問いかける形で進行した。
特に注目されたのは、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に関する質問であった。7番議員の豊嶋遥氏は、DX推進計画の概要と体制を尋ね、埼玉県が掲げるデジタル社会の実現に向けた施策について触れた。新井宏典総務部長は、計画の目的と、利用者の目線に立ったデジタル化を進める重要性を強調した。また、今後の予定に関しては、蓮田市DX推進本部を設置し、計画の進行管理に努めるとしている。
次に、交通インフラに関する質問も行われた。桜台地内や黒浜の駐車場の整備状況について、特に地元議員からは駐車場の広さや利用の利便性に関する意見も出された。市長の山口京子氏は、駐車場の老朽化について認識しているものの、改修の優先順位については検討が必要であると回答した。
この日の会議ではまた、蓮田市の水道事業の見通しに関する質問にも時間を割かれ、高虫西部地区産業団地の整備について語る場面もあった。事業が進捗することで、地域の発展や雇用の創出につながることが期待されている。市は、このプロジェクトを段階的に進め、浄水道などの基盤整備に努める方針を示した。