今月9月20日、蓮田市議会第22回定例会が開催され、子どもの熱中症対策や高齢者福祉サービスなど複数の重要なテーマが議論された。
特に、熱中症対策については、熱中症リスクを把握するために、子育て支援施設や学校での対応が強調された。保育園や学童保育所では、職員が環境省の熱中症警戒アラートを確認し、外遊びや園外活動において警戒を徹底しているとのことである。また、学校では、熱中症アラートが発令された場合には運動を控える教育を行い、水分補給などにも配慮していることが述べられた。
さらに、今後の取り組みとしては、保育施設に短時間で身体を冷却できる備品を配備する提案があり、これによりさらに対策が強化されることが期待されている。各校の余裕教室の状況についても議論がなされ、これに対する対応が求められた。
高齢者福祉サービスについては、訪問理美容サービスが現状では蓮田市で導入されていないことが指摘された。隣接する久喜市や伊奈町では既にこのサービスが実施されており、蓮田市においても検討が必要とされている。さらに、近隣市町の動向を参考にしながら、蓮田市においても必要な情報提供を行うことの重要性が強調された。
また、公共施設の維持管理に関しても議論があり、特に野外公園や運動場のトイレの洋式化状況について指摘があった。清掃業者への委託や維持管理方法の見直しが求められ、さらなる改善が予定されている。
特に重要な議題の一つとして、蓮田駅西口の防災設備が挙げられ、今後の整備や危機管理の強化が必要とされる。市長は、この部分に対して重要な施策を進める意向を示した。
最後に、はすだ市民まつりについては、次年度の実施に向けて資金不足が懸念され、観光協会主催の下での準備が進められているが、実効性のある運営が求められるという課題が残った。