令和4年6月10日、上尾市議会は定例会を開催し、市長提出議案に対する質疑を行った。
質疑の中で、22番の海老原直矢議員が光熱水費に関する予算について質疑を行った。議案第45号に関連して、光熱水費の当初予算との乖離幅とその理由を尋ねた。また、電力価格の高騰に対応するための契約期間の見直しについても質した。
長島徹行政経営部長は、当初予算の光熱水費が2億1,100万円であったのに対し、補正後は3億1,853万円に上昇すると説明した。約1.5倍に拡大する背景として、公共施設の契約電力および実際の使用量の違いがあると説明した。さらに、今後の燃料価格変動に関しても燃料費調整額が影響を受けるとの見解を示し、再度の補正が必要になる可能性も示唆した。
新道龍一議員は、上尾市民球場のネーミングライツに関連する収入の計上について質疑を行った。彼は、なぜ当初予算に計上されていなかったか、その収入が今後どう活用されるかを問いかけた。都市整備部長は、ネーミングライツの契約締結が最近だったために計上が遅れたと説明し、得られた歳入は主に公園施設の維持管理に充てられると述べた。
また、平田通子議員は風疹対策に関する質疑を行い、風疹の追加的対策が3年間延長された理由や、対象者数などのデータ提供を求めた。健康福祉部長は、延長の理由は新型コロナウイルスの影響による抗体検査の受診控えなどであることから、国が目標達成のために延長を決定したと説明した。