令和5年12月15日、上尾市議会は定例会を開き、多くの議員が市政に対する一般質問を行った。特に、鈴木茂議員は自身の市議会議員としてのラスト質問として、上尾市の政治への思いや実績を振り返りながら、具体的な施策や市民の声を取り上げた。彼は、税金の使い方や議会の役割、市政の透明性について訴え、市民の意見を反映させる重要性を強調した。
また、今回の定例会では、65周年記念式典についての質問も上がり、記念式典の意義と経費について議論が交わされた。小林総務部長は、式典の趣旨や応援した市民への感謝が込められていると説明したが、反省点として所要時間の短縮化が必要であるとした。
上尾市の外郭団体に関する議論もあり、行政経営部長が市が関与している団体についての説明を行った。これにより市民の関心が寄せられることが期待されている。
子育て支援に関する議論も続き、特に幼稚園の運営や保育施設の数値が示された。具体的には、幼稚園の在籍者数の変動や、補助金制度に関心が寄せられた。また、教育施策と選挙において鈴木氏は、投票率の低下が若年層に多いことを指摘し、政治への関心を高める必要性について意見を述べた。
最後に、鈴木議員は上尾市の環境問題を提起し、その中で新たなごみ処理施設とリサイクルについても言及した。地域リサイクルや有料化の推進についても議論があり、いかに市民協力の下で資源回収がなされるかが今後の課題として浮上した。これらの議論を通じて、上尾市政における市民の意見を反映させ、より良い施策を考えていく重要性が再確認された。
なお、鈴木茂議員は今後も市民の声を大切にし、質の高い政策を追求していく姿勢を示した。議会の後、自身の経験や政治活動への思いを語り、これまでの議員生活に感謝の意を表した。