令和2年1月9日、上尾市議会第1回臨時会が開かれた。この日は新議会がスタートする記念すべき日となり、多くの議題が審議されることとなった。
会議は午前9時33分に開会し、まず議長候補として年長の池田達生議員が臨時議長に選任され、その後、市長の畠山稔氏が挨拶を行った。
市長は、昨年の上尾市議会議員選挙における当選者に対し、祝意を表し、「令和最初の新春を迎え、魅力ある市を目指す」と述べ、市政運営に対する信念を強調した。特に、信頼の信を示す今年のスローガンを掲げ、透明性の高い政治を実施する意志を示した。
その後、議長の選挙が行われ、大室尚議員が新議長に選出された。これに続き、長沢純議員が副議長に選ばれるなど、議会の運営体制が整った。新議長の大室尚議員は、スムーズな議会運営を目指して全力で取り組むことを述べた。
さらに、常任委員会委員及び議会運営委員会委員の選任も行われ、各委員会の正副委員長が互選によって選ばれた。議会の活性化と市民の声をしっかりと反映させるための重要な一歩が踏み出された。
議案第1号として、工事請負契約の変更契約についての審議も行われ、質疑応答が行われた。議員の秋山かほる氏は、工事の具体的な内訳について詳しく説明を求めた。特に工事に伴う増額分については市民に説明責任があり、透明性の必要性が強調された。理解を求める秋山氏の質問に対し、行政経営部長の粟野昭夫氏は詳細な説明を行い、工事の内訳や選ばれた工法の理由を述べた。
今後、議会は今回の臨時会で決定した内容を基にさらなる市政発展を目指して取り組みを進めていく。市長も、議会及び市民との信頼関係を軸に、魅力ある上尾市を実現するための協力をお願いした。