上尾市議会の令和2年12月定例会が開催された。
多くの議員が市政に関する一般質問を行う中、田中一崇議員が道路行政や学校運営、ふるさと納税、インフルエンザ予防接種などについて質問を行った。
田中議員は、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響が続く中で、上尾市の医療現場が厳しい状況にあることを指摘し、早急なワクチンの導入を待ち望む声が多く寄せられたと述べた。
道路行政については、新道議員が、イオンモール上尾のオープンによって懸念される交通渋滞への対策が求められていることに対して市当局からの答弁が行われた。長島都市整備部長は、交通渋滞を緩和するための道路改良工事が実施されたことを報告し、緊急性が高い場合は予算化を進めると強調した。
新道議員は、上尾市内におけるふるさと納税についても言及した。ふるさと納税制度を通じて集まった寄付金が今後の地域づくりや教育の充実に役立てられていることが報告された。寄付金の利用目的が多様であることも、地域貢献の観点から重要であると指摘し、支援の強化を求めた。
また、インフルエンザの予防接種についても、特に新型コロナウイルス感染症の影響下で接種率が低下している現状に対し、個別の通知を発送する取り組みが開始されたことが報告された。石川健康福祉部長は、照会を受けた市民からのフィードバックを基に、さらなる周知徹底を図ると述べた。
さらに、深山孝議員は、コロナ禍で職員へのメンタルヘルス問題が懸念される中、職員の労働環境の改善が必要であることを強調した。福祉に関連した議題が多かったことから、学校教育部長も、教育現場における新型コロナウイルス対策や教職員の健康管理について述べた。