令和4年12月上尾市議会の定例会において、市政全般にわたる一般質問が行われました。
特に注目を集めたのは、部活動の地域移行についての質問で、鈴木茂議員が部活動地域移行に伴うアンケート結果を示し、教員の労働負担や指導方法の見直しを求めました。特に、教員の57.5%が土日の部活動を希望しないとの結果があり、地域移行の目的と教員の希望が背反している状況が示唆されました。
また、子育て支援については、戸野部直乃議員が子宮頸がんワクチンについての接種状況を確認し、アピアランスケアの支援が必要とされる現状を訴えました。特に、医療的ケア児に対する支援が重要であり、地域での協力が求められるとのことです。
企業誘致についても、上尾市の魅力を活かした戦略が求められ、市長も交通条件や人口動態のメリットを強調する場面がありました。特にデータセンターの誘致が提案され、災害リスクが少ない立地条件の重要性が再確認されました。
公共交通に関しては、利用者の利便性を高めるためのデータ活用が提案され、タクシー業者との連携も視野に入れた施策が強調されました。具体的には、グリーンスローモビリティの導入などが挙げられ、地域住民の移動を支援する方策が提示されました。
最後に、市民窓口の混雑状況が取り上げられ、特にマイナンバーカードの受け取りに関する長い待ち時間が問題視されました。これに対する対策も継続して講じられ、混雑の緩和が努力されています。