令和5年12月25日、上尾市議会の定例会が開催され、請願第28号の取下げが議題に上がった。本請願は、教育委員会における虚偽答弁を問題視するものであり、質疑や討論を経て、採決が行われた。
小川明仁議員は、請願の取下げの意義を強調し、審査過程や過去の事例を挙げました。小川議員は、「私たちが市民から受け取った請願は、慎重に取り扱う必要がある」と述べ、請願者の理由に基づいて最終決定を行うべきだと指摘しました。
これに対して、平田通子議員(文教経済常任委員長)は、請願審査の過程での質疑や結果を説明し、教育委員会の対応が虚偽とは認められないとの認識を示しました。平田議員は「実施している指導に虚偽がないとの立場であり、請願は不採択とすべき」とまで発言。
その後、小川議員は反対討論を行い、請願が市議会に提出された以上は、最終的には議会全体としての責任を持つべきだと再度強調しました。彼はまた、過去に請願が取下げられた事例を挙げ、その際の議論の透明性が日々の市政に必要であると述べました。
採決結果は、請願第28号の取下げが許可される形となりました。市長が提出したその他の議案として、予算の補正や保育事業など何件かが一斉に審査され、続いて議員提出の議案が上程されました。
具体的には、上尾市一般会計の補正予算や子供医療費支給条例の改正などがあり、これらは全会一致で議決されました。一方で、特定議案には賛否が分かれる場面もあり、討論では様々な意見が飛び交った。このように、上尾市議会は地域住民の声を反映しつつ、厳格な審査手続きを踏んでいる姿勢が見受けられた。
最終的に、市長と議会が連携し、市民の生活を守る施策が強められる内容となっています。議会後、畠山市長による挨拶では、今後の議会運営の活性化や市政の発展に寄与するための意気込みが聞かれ、市民への期待も示されました。