令和5年上尾市議会9月定例会が、9月29日に開かれた。本会議では、市長からの提出議案19件と請願4件が上程され、議論が行われた。
最初に、総務常任委員長の田中一崇議員が報告を行った。令和5年度一般会計補正予算第5号に関しては、全会一致で可決された。田中議員は、ふるさとあげお応援基金寄附金の増加要因などについて質疑があったと明らかにした。また、請願第26号については、賛否が分かれ、委員長裁決により不採択とされた。さらに、双葉町の復興への思いを伝え、一般財源の運用方針についても触れた。
文教経済常任委員長の平田通子議員は、議案第74号の補正予算に全会一致で可決されたと報告した。請願第23号においても、働き方改革に賛同する意見が集まり、採択される見込みとなった。市内の学校環境改善に向けた施策が求められている。
都市整備消防常任委員長の井上茂議員は、議案第68号についての議論を行い、用地買収についての質疑が多く寄せられたと述べた。議案第75号の工事請負契約も全会一致で可決され、この契約が市民生活向上に寄与することが期待されている。
健康福祉常任委員長の海老原直矢議員によれば、議案第63号及び関連の補正予算についても全会一致で可決され、特に新型コロナウイルス予防接種に関連する施策が評価された。請願第24号は不採択となったが、市内での健康管理における新たな取り組みが求められた。
決算特別委員会による報告でも、令和4年度の決算について慎重な審議が行われ、多くの議案が認定された。市民生活の安定を確保するため、次年度への施策を強化する必要性が指摘された。
議長の星野良行議員は、すべての議題についての討論を終了し、採決を行った。議案第57号から第62号までの全ての議案は賛成多数で認定され、次回の定例会に向け具体的な方針が示された。市長は、次年度に向けた予算編成の重要性を強調し、議員の協力を求めた。