令和4年9月28日に開催された上尾市議会の定例会では、市政に対する一般質問が行われた。議員たちは、都市計画や消防広域化について深い議論を交わした。
大室尚議員は、都市計画についての一般質問を行い、企業誘致の歴史やその影響を振り返った。その中で、当時の市長が積極的に取り組んだ企業誘致によって、上尾市の財政基盤が固まったことを指摘。
また、都市整備部長の小林克哉氏は、「現行の都市マスタープラン2020では、産業系土地利用検討地として位置付け、合理的な土地利用が実施されるべき」と答弁した。特に、上尾道路と第2産業道路沿岸の利用計画について、早期の都市計画への盛り込みを求める意見があった。
さらに、大室議員は、消防広域化についても言及し、上尾市と伊奈町の協力体制が進展していることを評価した。関口消防長は、広域化により救急車の台数増加が見込まれ、消防力の強化につながるとの見解を示した。今後、消防署の新設も計画されており、より安全な市民生活が期待されている。
大室議員は、職員倫理条例に関する質問も行い、特に地域での交流や意見交換の場の重要性を強調した。須田博和総務部長は、江宜規と倫理条例に基づく制約について説明しつつ、今後の改善策を模索する意向を示した。