令和3年6月8日、上尾市議会が定例会を開催し、多岐にわたる議題について協議が行われた。
冒頭では、教育委員会及び政治倫理審査会の新委員が紹介された。教育委員会委員の谷島大氏は、地域の教育行政の発展に努めることを強調し、「地域の子どもたちが健やかに成長できるよう取り組みます」と述べた。また、政治倫理審査会委員の関篤氏は、「公平な立場で尽力いたします」とコメントした。
続いて、会議録署名議員が指名され、議会運営委員会からの報告では会期が6月28日までの21日間に決定したと伝えられた。前島るり議員は「一般質問は24人による5日間の設定」と説明し、議案の審査日程も明らかにした。
議題の中には、請願第8号の取下げも含まれ、特定の請願については取り下げが許可されたことが確認された。議会報編集委員の矢口豊人議員が報告し、最近の議会報に関する取り組みや市民への情報提供内容についても触れた。
市長からは、補正予算に関する議案が提案された。特に、国の新型コロナウイルス関連の臨時交付金を活用し、「手洗い器の自動水栓化」や「子ども食堂応援事業」などを挙げ、「約6万6千人の高齢者のうち73%がワクチン接種へ向けた予約を済ませており、順調に進んでいます」と報告した。市長は、さらに予約手続の支援窓口を設置することもアナウンスした。
この定例会では、新型コロナウイルス対策の徹底や市民生活の支援に重点が置かれ、今後の施策に期待が寄せられている。議案の詳細な説明は、担当部長から続々と行われる予定であり、各委員に詳細が引き続き提供されることとなる。