令和5年上尾市議会3月定例会が開催され、重要な議案が提出された。
主な議題には、会期の決定や、市長からの新年度予算案の説明が含まれる。会期は本日から34日間と決定され、議員はその全容を確認した。市長の畠山稔氏は、今後の市政運営に向けた基本方針や、昨今の社会情勢を踏まえた予算案の概要を説明した。
畠山市長は令和5年度の一般会計予算について、734億6千万円規模の予算案を提示した。これは前年度比5.5%増の伸びである。市長は、「市民が夢を持てるような取り組みを重点的に進めていく」と強調した。
また、議案第1号には新型コロナウイルス感染症対策や地域の安全災害対策の充実が示されており、特に「災害に強いまちづくり」を目指す施策が期待される。新年度は、伊奈町との消防広域化を進めつつ、消防力の強化にも取り組む。
さらに、「住民の命を守るための防災・減災対策の充実・強化」や「持続可能なまちづくりの推進」にも注力するとのこと。これにより、高齢者福祉や子育て支援などの施策を実施し、市民の生活環境の向上を図る方針である。
市議会では、尾花瑛仁議員と戸野部直乃議員の議員辞職が決定した。両議員はそれぞれ挨拶を行い、短い議員生活であったが多くの経験と学びを得たことを振り返った。議長の星野良行議員は、両議員のこれまでの尽力に感謝の意を表明した。
予算提案に対する質疑や、他の議案についての詳細は次回の会議で行われる予定である。市議会は引き続き、住民のための政策を進めていく方針を示している。