令和3年6月22日、上尾市議会にて市政に対する一般質問が行われた。議員たちは市政の様々な課題に言及し、特に災害に強いまちづくりや投票環境の改善について意見を交わした。
まず、災害に強いまちづくりに関して、戸口佐一議員の発言が目を引く。氏は、芝川の洪水対策について質問をし、特に二ツ宮713番地付近における河川の蛇行が水害の原因であるとして、河床の砂の撤去や流下能力の改善を提案した。長島徹都市整備部長は、今年度の芝川都市下水路工事について、その施策が進行中であることを報告した。この取り組みは、前年の台風19号を受けた教訓を生かすものであり、地域住民の期待が寄せられている。
続いて投票環境の改善に関する議論も行われた。戸口議員は、近年若年層の投票率が低下している現状を指摘し、投票所の確保とアクセスの改善が必要だと主張。上尾市では、投票所が少ないとの声もあり、特に高齢者が投票しやすい環境づくりが求められている。委員会は、投票所の増設や期日前投票の環境改善についても検討する意向を示した。
また、災害時の避難所の問題についても関心が集まる。議員たちは避難所の数が減少することで、非常時に住民が安全に避難できる場所が限られてしまう懸念を表明した。川の近くに住む住民はしっかりとした避難所の確保を求め、避難体制の強化が必要との意見が多数あった。