令和4年9月27日、上尾市議会の定例会が開催され、市政に対する一般質問が行われました。
主な議題としては、災害に強いまちづくりや特別教室へのエアコン設置、8050問題、気候変動アクションなどが挙げられました。
まず、災害に強いまちづくりについては、轟信一議員が異常気象に備えた水害対策として、荒川の堤防整備状況を質問しました。都市整備部長の小林克哉氏は、基礎地盤崩落に伴う護岸工事を行っていると答え、令和6年度の堤防工事着手を目指す方針を示しました。
エアコン設置問題では、轟議員が全特別教室にエアコンを設置する必要性を強調。教育総務部長の小田川史明氏は、現在の設置状況を説明し、今後の方針について検討中であると述べました。
8050問題では、轟議員がひきこもりについての実態調査結果を報告し、上尾市での支援策が求められました。健康福祉部長の石川克美氏は、ひきこもり支援施策を進める考えを示しました。続けて、国葬に関する議論では、平田通子議員が旧統一教会との関係について質問。市長の畠山稔氏は、関与がないことを明言し、市民の不安を解消する方針を述べました。
気候変動アクションについては、環境経済部長の堀口愼一氏が、ゼロカーボンシティ宣言に向けた取り組みを説明しました。市民への啓発活動、再生可能エネルギーの導入促進に努めているとしました。
さらに、子どもの権利に関する問題も取り上げられ、「子どもが安心して学び、育つ環境を整えるため、条例制定が必要」との声が上がりました。教育長の西倉剛氏は、現行の支援策を継続し、さらなる充実を図る意向を示しました。
市民による参加が強調され、引き続き多様なニーズに応えるための施策が求められました。各議員からは、公共施設の整備状況や、長時間労働の改善策についても質問があり、適切な対応が期待されていることが顕著でした。今後の施策において、地域からの声をしっかりと反映させることが重要となると伝えられました。