令和4年3月に上尾市議会の定例会が開催され、34日間の会期が決定した。議会運営委員会の報告によれば、一般質問は23人の議員から通告があり、5日間にわたる予定だ。特に重要な報告として、市長の畠山稔氏は上平地区複合施設の事業方針について説明した。これまでの経過を踏まえ、土地の有効活用と一時的な上平広場としての利用継続を発表した。
市長は複合施設の建設については凍結を決断した理由を詳述し、公共施設の財政負担が増加する状況を考慮したと述べた。「今後は西貝塚環境センターの基幹的設備改良工事などを優先し、複合施設建設を凍結します」との考えを強調した。
その他、議案第5号として令和4年度の一般会計予算について、市の将来を見据えた持続可能なまちづくりを強調した。予算の規模は696億3,000万円を見込み、前年度比1%の増としている。具体的には、ポストコロナ社会への対応や、防災・減災対策の充実が挙げられた。市民の健康を促進する施策として、スポーツや食事を通じて地域の健康づくりを推進する計画も示された。
また、財政管理を厳密に行う姿勢を示し、細部にわたる説明がなされた。別途、6つの重点事項を定め、具体的な運営方針を明確にすることが求められている。これにより、議会は市長提出の38件の議案を慎重に審議し、地域の発展を図る方針。