令和4年3月4日、上尾市議会の定例会が開かれ、議员提出議案が上程された。
特に、鈴木茂議員が提案した「ロシアのウクライナ侵攻に抗議する決議」が重要な議題として取り上げられた。この議案では、ロシアによるウクライナへの武力攻撃が国際法に反しており、和平の確保が求められると訴えた。
鈴木議員は、国際社会が求める自制にもかかわらず、この攻撃が始まったことを指摘。彼は、攻撃停止と完全撤退の要求を表明し、特に政府に対して現地邦人の安全を確保するよう要請した。また、国際連携の重要性にも言及した。これに賛同する形で、多くの議員が賛成意見を表明した。
質疑応答は行われず、議案は会議規則第37条第3項の規定に従って委員会付託を省略することとなり、討論もなくそのままの形で採決に移った。議長の渡辺議員は、原案可決を宣言。起立した議員全員が賛成と答えたことから、議案は満場一致で可決された。
次回の市議会は3月10日を予定しており、市政に対する一般質問が行われる。その際、議員たちの発言や質問が、さらなる議論を生むことが期待されている。今日の会議では、議員たちが国際的な問題への関心を高め、自らの立場を明確にする姿が印象に残った。