令和3年11月29日に上尾市議会第3回臨時会が開催され、市長提案の予算案や職員給与改定案が審議された。
新任の小池佑弥議員が紹介され、議席も指定されました。議長の大室尚議員は、まず会期を1日と決定し、後に市長提出の議案6件について審議を進めました。
市長の畠山稔氏は、議案第100号から第105号までの概要を報告しました。その中で特に注目されたのは、コロナウイルスワクチンに関連する補正予算であり、追加接種を実施するための経費が計上されました。さらに、各職員の給与については、期末手当を引き下げるとの提案がなされました。
特に、議案第101号は職員給与の引き下げに関するもので、須田博和総務部長が、「人事院勧告に基づいて期末手当を引き下げる必要がある」と述べました。この変更により、1,376人の職員が約7,350万円の負担を受けることになります。
また、議案第105号では新型コロナウイルスの影響を受けた子育て世帯への臨時特別給付金に関する補正予算が提案され、1人当たり10万円相当を給付することが計画されています。岡野孝史子ども未来部長は、この支援が約2万200世帯に及ぶと説明しました。
質疑応答では、議員たちから具体的な支給対象や手続きについての質問があり、岡野部長が「審査期間は約1月を見込んでいる」と答えました。また、支給漏れを防止する施策として広報などの情報提供も行うことが確認されました。
議案に対する討論では、賛成派と反対派が意見を述べました。反対派からは、経済的な影響を考慮すべきとの指摘が多く見られました。全体として、この日の議案に関しては賛成多数で可決され、各議案が承認された。市長は後日、定例会を開く意向を示しました。