令和4年9月30日、上尾市議会が開催され、様々な議案が審議された。特に注目されたのは、令和3年度上尾市一般会計歳入歳出決算の認定議案が賛成者なく不認定となったことである。
議案第55号の決算認定講義に対し、海老原直矢議員は不認定の理由を述べ、適切な執行がなされなかったと強調した。また、行政経営部長は、全体的な財政状況が良好であったにもかかわらず、補助金の一律カットが行われ、市民サービスが減少した点が議員間で強い非難を浴びた。予算のカットにより、特に社会福祉や教育費に大きな影響が出ているとの意見が相次いだ。
文教経済常任委員会からは、特に小中学校の特別教室や給食調理室へのエアコン設置を求める請願が全会一致で採択された。これにより、今後の学校環境が改善されることが期待されている。請願者からは、この取り組みが子どもたちの学びの環境を整えるための重要なステップであるとの意見があった。
さらに、議案第77号の令和4年度上尾市一般会計補正予算案が可決され、住民税非課税世帯に対する支援が決定された。この補正予算は、物価高騰への対応として、特に低所得世帯への支援に目を向けた内容となっている。市民からの反応も期待されており、この支援が直接的に生活に影響を与えると考えられている。
以上のように、上尾市議会では財政の透明性や市民サービスの質の向上が求められている。議員は市民との対話を重視し、このような課題解決に向けた取り組みを続けていくと述べている。今後も、市政の動向に注目が集まることが予測される。