令和4年6月7日、上尾市議会の定例会が開催された。
この日は、農業委員会や教育委員会の委員紹介、また市長から提出された議案の報告などが議題となった。議長の渡辺綱一議員は会議を開会し、議員を紹介する中、農業委員会委員の山岸進氏、安藤敏男氏、千葉ふみ子氏、藤倉利則氏がそれぞれ役職に就任したことを報告した。教育委員会の矢野誠二氏も新たに就任し、教育の発展に寄与する意義を表明した。
また、議会改革特別委員会委員長である尾花瑛仁議員は、議員間討議の試行について報告した。目的は、市民の意見を市政へ反映させることにあり、委員会での活発な討議を推進することを目指している。議長は、これに異議がなければと確認し、討議の運営について同意を求めた。
次に、鈴木茂議員の報告によると、会期は6月27日までの21日間とし、一般質問を行うとのことだ。特に、住民税非課税世帯に対する特別給付金や生活支援金に関する詳細が述べられ、申請や周知方法についても確認が求められた。質疑応答では、給付金の対象者や申請方法、特に避難している方への対応が議員から質問された。
市長の畠山稔氏は、提出された議案の概要を説明する中で、令和4年度上尾市一般会計補正予算(第3号)など、コロナ禍の影響を受ける市民に向けた施策を強調した。議案第44号では、給付金を迅速に支給する必要性を訴え、その金額を住民税非課税世帯等に提供することを説明した。著しい物価高による影響なども背景に、補正予算の重要性が再確認された。
審議の中で、住民税非課税世帯に対する給付金の支給についても質疑が行われ、各議員は給付金の周知方法や申請者数に関心を示した。特に、支援が必要な弱者支援の観点から議論が続く。質疑の結果、議案第44号が原案通り可決される。
議会は今後、議案に対する質疑を進めつつ、次回の本会議を予定していることを伝え、散会となった。