令和2年11月27日、上尾市議会第2回臨時会が開催された。
この日は、議案番号95から97までの3件の提出議案についての質疑や討論が行われた。
議案第95号は「令和2年度上尾市一般会計補正予算(第8号)」に関するものである。基礎となるのは、10月に発生した西貝塚環境センター火災の復旧工事費1億4,839万円が計上されている。これは総予算919億4,197万円にのぼり、行政経営部長の小田川史明氏が詳細を説明した。
また、議案第96号は職員の給与に関する条例改正を含む。この改正は人事院勧告に準じ、期末手当の支給月数が引き下げられる。具体的には、支給月数を2.60月から2.55月に変更され、対象となる職員は1,313人で、約2,875万円の影響がある。須田博和総務部長はこの点について説明を行った。
さらに議案第97号では、市長及び副市長、議員の給与についても同様の引き下げとなり、影響額は市長約5万5,620円、副市長約4万6,350円、議員30人で約79万円となる。これらの議案は全て可決された。
議論の中では、火災発生後の住民サービス向上や充電式電池関係の問題にも言及された。津田賢伯議員は火災の原因を市民に伝える重要性を指摘し、啓発活動が必要と訴えた。この他にもさまざまな質疑が行われ、当局からの返答が求められた。
最終的に、議案番号95から97の3件は原案通り可決された。市長の畠山稔氏は慎重審議に感謝し、引き続き市政運営に努めることを表明した。これにより本臨時会は無事に閉会となった。