令和5年9月の上尾市議会定例会が開会された。
議長の星野良行議員が開会を宣言し、議事が進行された。
会期の決定が重要な議題として扱われ、議会運営委員長の鈴木茂議員が会期を9月29日までの31日間と決定した経緯を報告した。一般質問には22名が通告し、5日間で実施することが決まった。新型コロナウイルス感染症への対策についても、議場の換気を考慮して運営されることが確認された。
また、決算特別委員会の設置についても議論された。今回の委員会では、部局別審査が行われ、最終的には市長への提言が行われる旨が説明された。
その他、高齢化や公共施設の老朽化への対応が求められているとの意見が市長から述べられた。市長の畠山稔氏は、時代の変化に対応した持続可能な行財政運営の重要性を訴えた。特に、令和4年度決算については、歳出が減少傾向にある一方で、必要な施策には取り組みを継続していく意向を示した。
提出された議案には、令和5年度補正予算が含まれており、ふるさと納税の寄付が当初の想定を上回る見込みであることが報告された。さらに、高齢者支援や障害者用の優先駐車区画の設置に関する施策も紹介され、社会福祉の充実が求められている。
議案の詳細な説明は各担当部長によって行われ、監査報告を通じて財政の健全性についても触れられた。監査委員の大山一夫氏は、各会計の執行状況について適正であると評価し、今後の課題として予算執行や納付率の向上を求めた。