上尾市議会の令和元年6月定例会が開催され、市政への質問が活発に行われた。
平田通子議員が提起した「だれもが自由で平等に生きられる社会」の実現についての一般質問が注目を集めた。彼女は、セクシャルハラスメントやドメスティック・バイオレンス(DV)の問題に焦点を当て、それに対する対策について迫った。特に、セクハラに関しては市役所での相談体制や教育プログラムの充実が求められた。須田博和総務部長は、ハラスメント防止推進委員を各所属に配置し、定期的な研修を実施していると述べた。
続いて、新藤孝子議員が放課後児童クラブに関して言及。彼女は、学童保育の基準が緩和されたことへの懸念を示し、地域の教育環境を守る必要性を訴える場面があった。教育長の池野和己は、厚生労働省の基準が尊重されると回答した。近隣地域の状況や意見も確認しなければならず、一緒になって支援していく姿勢が要望された。
また、記録によると、上尾市は全国各地から観光客を迎え入れる新たなスポーツ施設でもあるパークゴルフ場を開設したが、来場者数は初日の319名に対し、1日平均25人と低迷している。これは、高齢者と子供をターゲットにしたスポーツとして期待されていたが、宣伝活動が足りないとの指摘があった。