上尾市議会の令和4年6月定例会において、市政に対する一般質問が行われた。
津田賢伯議員は、ゼロカーボンと交通に関連して、電動キックボードの法的区分について質問を行った。新しい法律では、電動キックボードについて特定小型原動機付自転車として区分され、今後利用が進む可能性があると述べた。市民生活部長の西嶋秋人氏は、電動バイクと電動キックボードはそれぞれの法律の規定に従って区分され、安全性にも配慮した運用が求められると回答した。
また、災害時の周知連絡についても議論が行われた。津田議員は、災害時における市民への情報伝達手段について質問した。須田博和総務部長は、情報伝達手段として多様な方法が整備されていることを強調したが、聞こえづらい時間帯や環境が影響する場合の課題を指摘した。
マスク着用についても質疑がなされ、感染症対策に関する最新の国の指針や、それに基づいた市の対応が説明された。教育部長の太田光登氏は、熱中症のリスクがあることから、マスクの着脱について注意喚起を行っていると述べた。
さらに、ICT化の進捗についても質問があり、テレワークやオンライン教育の実施状況が詳しく報告された。須田総務部長は、テレワークが可能な部署が増加し、文書管理システムの導入が進んでいると述べたが、一方で、全職員への普及が必要との意見もあった。
平和行政の推進に関する質疑では、ウクライナからの避難民に対する支援状況が説明され、今後も継続的に支援を行っていく意向が示された。特に生活支援や日本語学習に関する支援の必要性が強調され、地域の結束によるより一層の協力体制が求められた。