令和3年9月1日、四條畷市役所議場において、四條畷市議会の9月定例議会が開会された。議会では、令和3年度の予算案や決算報告が審議され、特に一般会計補正予算や特別会計に関する多くの議案が取り上げられた。
議案第16号、令和3年度四條畷市一般会計補正予算(第6号)では、外部有識者による入札制度検証委員会の運営に係る経費が計上されており、委員報酬や関連業務のための予算が必要とされている。その金額は631万円となっている。
また、議案第17号及び第18号は、国民健康保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計に関する補正予算で、これらも実施されている。具体的には、国民健康保険財政安定化基金への積立金の増額や、多様な支出項目への調整が求められている。
特に、新型コロナウイルス対策に伴う行動指針や補助金返還についても報告された。これにより、収入と支出のバランスを取る必要性が高まっていることが明らかになった。
さらに、2020年度の国民健康保険特別会計についても審議が行われ、多くの議員から意見が挙がった。瓜生照代議員は、広域化後の保険料負担と軽減策の必要性を指摘し、特に収入減少による影響を考慮した対応を求めた。
このほか、学校運営協議会の設置についても議論の余地があり、地域と連携した教育の必要性が浮き彫りとなった。教育部長は、地域に開かれた学校づくりを行うための協議体制について説明しながら、課題解決に向けた努力が続くことを示唆した。
したがって、今回の議会では新たな取り組みや課題解決に向けた具体的な議論がなされ、特に大きな問題として注目されたのは、国民健康保険制度や教育制度の持続可能性であった。