泉佐野市議会の定例会が開催された。議題に上がった施政に関する基本方針について、大阪維新の会泉佐野市議団代表の射手矢真之議員が質問を行った。
射手矢議員は、市内宿泊施設のキャパシティについて具体的なデータを求めた。郷土芸能担当理事の木ノ元誠氏は、約4,200室と見込まれる客室数を述べ、コロナ前の稼働率は月平均83%であったと回答した。また、2025年4月の観光復活を見据え、グルメ情報の発信や夜の街の整備に関する取り組みが重要であると強調した。
さらに、射手矢議員は、泉佐野市での食を楽しむことが観光客を引き寄せる一因となることを指摘した。木ノ元理事は、飲食店の地産地消やフードツーリズム事業など食に関連する取り組みを進め、イベントやスタンプラリーを通じて豊かな地元の食材の魅力を伝える方針を示した。
また、泉佐野市は大阪万博に向けた新たな特産品の発掘にも取り組んでおり、地元飲食店の振興を図りながら観光客の誘致を進める意義が強調された。万博を契機に、地域全体の活性化につながる施策が期待される。
他に、議案として提出された市税条例の改正や水道事業給水条例の変更についても説明があり、これにより泉佐野市の公共施設の利用促進など、地域経済への影響が指摘された。今後の継続的な支援が期待されている。