令和5年阪南市議会第1回臨時会が10月18日に開会した。議員定数は14名で、全員が出席し、定足数を満たしていることが確認され、スムーズな議事運営が期待される。
初めに、会議録の署名議員として中村秀人議員と畑中譲議員が指名され、その後、会期が本日から10月19日までの2日間に決定された。
重要な議案の一つとして、阪南市公平委員会委員の選任に関する議案が議題に上がり、副市長の三ツ石浩幸氏が説明を行った。現委員の西浦浩子氏が任期満了を迎えるため、引き続き同氏を適任者として選任したい旨を述べた。この提案は質疑もなく原案通り採決され、同意された。
次に、議案第50号、財産の無償貸付けについても議論が交わされた。藤村治司福祉事務所長は、社会福祉法人の撤退に伴う無償貸付けの必要性を説明した。新たな事業者は地域活動支援センターの運営を行うため、無償貸付けを求め、議会からの支持を得た。また、利用者に対する説明会を予定しており、安心してサービスを受けられるよう配慮している。
さらに、令和5年度阪南市一般会計補正予算についても承認され、主に農業や漁業振興に係る支援が計上されている。特に、物価高騰対策として、市内農業者に700万円、漁業者に150万円の補助が決定したことが強調された。
その後、駅周辺整備特別委員会及び子育て拠点整備特別委員会の廃止についても議論され、いずれも議会における機能の再編成を目的として原案通り可決された。
議長辞職に関しても円滑に承認され、見本栄次前議長からは在任中のお礼が述べられた。その後、畑中譲氏が新議長として選出され、心新たに市政運営に臨むことが期待されている。これに伴い、岡やよい氏が副議長に就任した。
最後に、監査委員の選任や常任委員会、議会運営委員会の委員の選任に関する議案が一気に持ち込まれ、すべての案件が原案通り可決された。これにより、阪南市議会の運営体制が強化されることが期待される。