令和6年6月議員協議会が開催され、複数の重要議題が取り上げられた。
初めに、旧泉佐野コスモポリス用地東地区土地区画整理事業について報告が行われた。客観的には、当該地区の未整備部分を産業集積用地化することで、地域経済の活性化を図ることを目指している。
企業誘致担当理事の大垣 昌紀氏によれば、昨年11月からのプロポーザル方式による受託者募集の結果、前田建設工業等で構成される共同企業体が選定された。具体的には、33.4ヘクタールの施工面積に対し、製造業や物流業を誘致し、新たな産業拠点形成を図ることが目指されている。
一方、ヤングケアラー実態調査の結果報告もされ、こども家庭課長の樽井 忍氏は調査結果の詳細を説明。アンケートに基づき、家庭の状況が調査され、特に夕方の時間帯における支援策が重要であると強調した。
また、泉佐野市中心市街地における遊休不動産利活用について、優先交渉権者より企業社員寮への新たな提案が行われ、市はそれに対し進展を示す考えを示した。中心市街地活性化担当理事の今西 紀彰氏は、民間活力を活用した新たな事業の進展を目指している旨を取り上げ、透明性の高い協議体制を整える意向を示した。
議員からは、契約や事業における内部統制の適正化を求める声や、企業誘致および路線整備に関する提案も多く寄せられた。特に、公共の場においての事故防止策に関する意見が目立ち、慎重な検討の必要性が指摘された。
最終的に、議員協議会では多くの意見が交わされ、今後の進展が期待される中、円滑な議事運営が行われた。市民にとって重要な行政施策について、適切な議論が続けられることが求められている。