令和3年12月16日に行われた泉佐野市議会定例会では、様々な議題が議論された。
最初に、議員の質問に応じて、下水道行政についての発言があった。正道の会・泉新の会の辻野隆成議員は、下水道整備の進捗状況について市の現状を問いただした。下水道担当理事の桑村英司氏は、現在の汚水整備の人口普及率は41.5%とし、周辺市町と比べて最下位であることを示し、今後は令和12年度までに54.3%に引き上げる計画を説明した。
また、上水道の老朽化に伴う整備状況についても質問があり、桑村氏は地域の水道管の耐震化が進んでいるとの報告を行った。特に、市民病院に直結する水道管の適切な管理が重要視された。
次に都市計画について、辻野議員は、調整区域での地区計画の進捗状況についても尋ねた。まちづくり調整担当理事の久禮政志氏は、各地区毎の調整計画が進行中であることを回答。また、この計画の実施により、地区の特性に応じた土地利用が促進されることを強調した。
議論のなかで、特に地域経済への影響が指摘され、経済と教育の視点からの一体的な取り組みが求められた。地域貢献や食育の観点が重要視され、地産地消の推進に繋がるべきとされている。
各議事については、最終的に賛成多数での承認が多く、特に議案第52号の文化会館等の指定管理者については大きな関心を集めた。議員たちは指定管理の透明性や地域密着型の運営を重視し、今後の実施に期待を寄せている。
今回の定例会では、投票率の向上と参加型行政の重要性も強調され、今後の施策において地域住民との連携が更に強化されることが望まれている。