令和4年9月29日、泉佐野市議会が開催された。
議案第66号の工事請負契約について、長尾讓治政策監・総務部長が提案を行った。長南小学校のプール整備工事について情報を提供し、その契約金額が約1億6,995万円であることが伝えられた。このプールは健康増進や児童の水泳技術向上を図るとともに、災害時の避難所としても役立てるとの説明がなされた。その後、質疑および討論を経て、議案は全会一致で承認された。
次に、議案第67号に関連する令和4年度泉佐野市一般会計補正予算について、北川和義政策監・市長公室長が説明を行った。今回の補正予算は、歳入と歳出それぞれ4億8,257万5,000円を追加し、おおよそ665億5,851万5,000円となるものである。特に新型コロナウイルスワクチンの接種に関連する費用が増額されており、女子生徒の生理用品配備などの施策も含まれている。質疑後、こちらも全会一致での決定となった。
さらに、日根野谷和人議員から提案された泉佐野市議会委員会条例の改正案においては、オンライン開催が可能であることが盛り込まれ、新型コロナウイルスや大規模災害時の対応が明記されている。
議員発議の意見書では、地方農地の保全や、シルバー人材センターへの支援要求が続けて発表された。特に、シルバー人材センターに関する意見書は、インボイス制度への適応が新たな税負担をもたらし、高齢者の雇用を脅かすとの懸念が示されている。この意見書にも討論を経て、全会一致で承認されることとなった。
これらの議案・意見書は、泉佐野市における各種課題に対する政府や行政への要望を強く表明するものであり、議員全体がその重要性を認識していることが示された。市議会は、最後に常任委員会等の継続審査についても承認し、すべての議題が原案通り終了した。