令和4年6月27日、泉佐野市議会定例会の第2日目が開催された。議題には一般質問が含まれ、議員たちが市の各種施策について質問を行った。特に注目を集めたのは、岡田昌司議員による「地方創生臨時交付金の活用に関する質問」である。岡田議員は、ウクライナ侵攻や物価高に伴う支援策として、交付金を地方創生に役立てる必要性を強調した。
岡田議員は参考資料を用い、泉佐野市への交付限度額が約2億4,884万円である点も触れ、具体的な支援計画を求めた。これに対し、石橋保昭健康・食育・医療担当理事は本市のコロナ感染状況やワクチン接種率の高まりを示しながら、交付金の活用計画について説明を行った。これに続き、議題に挙がったのは、ヤングケアラーへの支援についてである。
岡田議員は、ヤングケアラー支援の必要性にも言及し、子どもたちが抱える課題と社会的サポートの重要性を再確認した。さらに、道路側溝の管理基準についての質問も行われ、公共の安全確保が今後の喫緊の課題として議論された。
日根野谷和人議員は、泉州南広域連携についての質問を行い、広域連携の推進が市政に与える影響を指摘した。議員の問いに対し、行政側は広域連携に向けた取り組みを強調し、泉南地域での具体的事例を挙げて回答した。
次に、布田拓也議員は、コロナウイルスの重症化率の推移を示し、現在の感染状況について質疑を行った。この質問に対し、石橋保昭健康・食育・医療担当理事は、大阪府のデータを基にした正確な情報提供を行い、不必要な恐れをいかに取り除くかが重要であると述べた。さらに、コロナワクチンの効果に関する最新情報や、ワクチン健康被害者への救済制度についても情報を提供した。
生理用品に関する質問では、高橋圭子議員が生理の貧困問題に取り組む姿勢を示し、防災備蓄品を用いた生理用品の配布状況や今後の設置計画について確認した。市側は、公共施設や学校での設置を検討していく意向を示した。