令和3年5月18日、泉佐野市議会第1回臨時会が開催された。
本会議では、議案第21号の工事請負契約締結と、議案第22号の一般会計補正予算について審議が行われた。
特に補正予算では、新型コロナウイルス対策が重点的に提案され、緊急性が強調される場面が見られた。
まず、議案第21号に関して、政策監・総務部長の谷口洋子氏が工事内容について説明した。
泉佐野市営りんくうプールの整備について、契約金額は約2億7,763万円であることが明らかになった。このプールは、市民の健康増進に寄与する目的で計画されており、地域の水泳教育向上にもつながるとしている。
次に、議案第22号では政策監・市長公室長の北川和義氏が、一般会計補正予算の内容を報告した。
提案内容には、コロナ禍における感染対策の充実が盛り込まれており、具体的には感染者数が急増する中でのPCR検査助成や、宿泊施設における一時避難費用の補助が挙げられた。
これらの新型コロナウイルス関連事業には、535億4,892万1,000円を超える補正が求められており、市民の安全を守る取り組みとして重要であるとされている。
また、会期は5月20日までの3日間と決定し、議会運営委員会の編成や選任も急ピッチで進められた。
出席議員全員による賛成のもと、両議案は原案どおり決定され、迅速な議決が求められる背景には、市民が直面する緊急の課題を解決する必要性があることが挙げられた。
今後も感染症対策を中心に、地域住民のニーズを反映した政策が求められることが期待されている。