令和2年3月5日、泉佐野市議会第2日目の会議が開かれた。
議会では、施政に関する基本方針、監査結果報告などの議題が討議された。
その中で、大阪維新の会の新田輝彦議員は、賑わいを創出するまちづくりに関して質問を行った。特に、(仮称)りんくう野外文化音楽堂の建設について説明を求めた。
新田議員は、過去に提案されたアイスパークと文化堂の類似性に触れつつ、音楽堂の設立に主な目的があるのかとその目的や必要性を問うた。これに対して、郷土芸能担当理事の中岡俊夫君は、その施設が文化発信や多用途利用のためのものであることを説明し、令和3年度の完成予定であることを述べた。音楽堂は、屋外施設にすることにした背景も理解を得たいと語った。
次に、新田議員はりんくうアイスパークについても触れ、採算性の疑問を提出した。官民連携推進担当理事の甲田裕武君は、アイススケート場の利用状況を説明し、木下グループとの契約内容と来場者数の実績を示した。新田議員はスケート利用者の増加についての懸念を表明し、継続的な運営を強調した。
さらに新田議員は多文化受け入れの重要性を指摘し、外国就労者受け入れサポートセンターについても進捗状況を問うた。その結果、外国人労働力の確保と、地域内の文化共生の必要性が強調された。
そのほかに行われた質疑では、泉佐野市の教育改革についても話題が及び、泉佐野市小中一貫教育基本方針の理解と具体的な施策が述べられた。
また、熊取駅西地区開発についても触れ、交通便改善の必要性が強調された。対応として大阪府との調整が必要な状況が説明され、市民生活の改善を求める意見が相次いだ。
議会は今後もスクリーニングを行いながら、施策が実行されることを確認した。