令和3年6月23日、泉佐野市議会の定例会が開催され、新型コロナウイルスに関するさまざまな問題について議論がされました。市内では新型コロナウイルス感染症の影響が続いており、出席した公明党泉佐野市会議員団の土原こずえ議員は、感染拡大防止やワクチン接種における市の現状について詳細な質問を行いました。
土原議員は、「新型コロナウイルスによる感染拡大の影響を受け、本市の現状や未就学児の感染状況について非常に心配している」と述べ、子ども園や学校での感染防止策等の具体的な施策を求めました。これに対して、健康・食育・医療担当理事の刀谷久良氏は、泉佐野市における最近の陽性者発生数や感染症対策について説明し、未就学児の感染者は6名であること、保育所や幼稚園などでの感染防止対策を強化していることを明らかにしました。
次に、新型コロナウイルスワクチン接種についても議論が交わされました。土原議員は高齢者向けのワクチン接種の現状と今後の接種計画について質問し、刀谷氏は現在約58.2%の接種率を報告し、個別接種を行っていることを説明しました。今後の接種展開として、64歳以下の方々への接種を進める方針を述べました。特に、個別接種や集団接種に向けた具体的な日程が示されました。
教育や福祉に関する課題についても多くの意見が交わされました。土原議員は「生理の貧困」に対する理解を深めるための施策について言及し、女性支援物品の無料配布についての実績と今後の方向性を問いました。人権推進担当理事の中下栄治氏は、現在の支援状況や配布計画を説明し、今後も他団体と連携してサポートを続ける意向を示しました。