令和3年12月15日、泉佐野市議会の定例会が開催され、重要な議題が提起されました。特に、新型コロナウイルスワクチン接種の進捗について注目が集まりました。公明党泉佐野市会議員団代表の岡田昌司氏は、ワクチン接種状況について具体的なデータを示しながら質問を行いました。彼は接種完了者の割合が年齢層によって異なること、また初回及び2回目接種の今後の計画について市の見解を求めました。市からは、ワクチン接種が順調に進んでおり、特に高齢者の接種率が高いとの回答がありました。また、今後の3回目接種計画についても明確な方針が示され、引き続き市民に対する情報提供の重要性が強調されました。
続いて、地域活性化に関する議論が行われ、観光振興や消費喚起策についても質疑がありました。岡田氏は、新型コロナの影響を受けた地域経済の回復に向けて、観光資源を活用した施策の必要性を訴えました。市は、キャッシュレス・消費喚起施策として、様々な施策を展開することを説明し、新たな地域振興の方向性を見据えた取り組みを進めていく意向を示しました。特に、観光資源を生かした新しいプロモーション戦略についての意見も出され、マイクロツーリズムなどの視点が強調されました。
また、学校教育におけるプログラミング教育の現状に関する質問もありました。市の教育担当部署からは、プログラミング授業の状況や、教師の負担について具体的な説明がありました。教員に対する研修やICT機器の活用法についても、支援の重要性が確認され、引き続き教育現場の充実が図られるとの見解が示されました。
さらに、「おくやみコーナー」の設置についても議論が展開され、遺族への手続きの負担軽減を目指す新たな取り組みとして期待が寄せられています。これにより、必要な手続きを一カ所でできるようにすることで、遺族の負担を軽減する計画が進められていくことが確認されました。