令和元年9月24日、泉佐野市議会が開催され、様々な重要議題が論じられた。この日の会議では、防災対策や教育・子育て施策が特に注目され、各議員からの質問に対して市の執行機関が回答した。
特に公明党の大庭聖一議員は、防災対策に関する質問を行い、昨年の台風21号及び最近の台風15号が引き起こした災害について触れた。大庭議員は、その際に求められる防災倉庫や避難所の整備について、具体的な改善策を提案した。危機管理監の木内利昭氏は、防災倉庫の設置が進んでいることを述べ、特に防災士に対する研修を強化していると語った。
教育・子育てに関しては、大庭議員は、防災教育の重要性や熱中症対策についても言及。市の教育部門は生徒に対しての防災教育の強化を進め、特に避難行動の迅速性を育成することが必要であるとの認識を示した。教育部長の溝口治氏は、子どもたちの防災意識を高めるための教育計画を具体的に説明し、その重要性を強調した。
商店街の活性化にも議論が移り、議員たちは再開発やインバウンド受け入れ体制についても質問した。大庭議員が指摘した通り、訪日外国人旅行者の急増に伴い、泉佐野市の受け入れ体制の強化が求められている。市は、南海・関空アクセスの充実や観光情報の提供に力を入れる必要があると認識している。
さらに、日本遺産としての認定を受けた日根荘についても、地域資源を生かした観光業の強化が必要であるという意見が交わされた。特に、トイレの整備が急務であるとの声が上がり、観光客受け入れ体制の整備が市の優先課題に上がった。