令和6年3月21日、泉佐野市議会は定例会の第4日を迎え、様々な議案が審議された。
中でも、「泉佐野市行政事務サービスセンターの令和6年度年度目標の策定」が主要な議題の一つだった。これに関し、総務産業委員会の大庭聖一委員長は、同センターが87名体制で本格実施に移行することを報告し、原案通り承認された。
加えて、泉南市、阪南市、熊取町、田尻町、岬町の環境農林水産行政に関する事務を泉佐野市に委託することに関する規約の変更についても、全て原案通り承認された。これにより、地域間の連携が強化されることが期待されている。
また、泉佐野市の個人番号の利用に関する条例改正案も審議された。これに対し、市長の千代松大耕氏は、国によるマイナンバー法改正に寄せて必要性を訴えた旨を述べた。最終的には、この改正案も原案通り通過した。
議会ではさらに、若者のオーバードーズ(薬物過剰摂取)防止を求める意見書が全会一致で採択される運びとなった。提案者の岡田昌司氏は、近年の薬物依存の深刻さやその背景について詳細に報告し、特に学校に通う若者への予防対策を強化する必要性を強調した。
地方創生に寄与する循環経済への推進を求める意見書も併せて提出された。岡田氏は、これにより地域貢献の拡大が期待でき、さらなる地域活性化につながるとの見解を示した。