令和元年9月26日、泉佐野市議会の第4日定例会が開催された。議会では6つの議題が取り上げられ、特に高齢者の安全運転支援と移動手段の確保を求める意見書が注目を集めた。
議案第55号では、固定資産評価審査委員会委員の選任が協議された。市長の千代松大耕氏は、継続して赤坂宏氏の委員としての選任を要請。全議員が賛成し、赤坂氏の継続が決まった。
続いて議案第56号では、教育委員会委員の任命について。同じく市長の千代松氏が、北浦秀樹氏の後任に甚野益子氏を推薦。これも議員全員の賛成で承認された。甚野氏は豊富な経験を持つ。
その後、議員発議第8号が取り上げられた。大庭聖一議員が、高齢者の安全運転支援を求める意見書を提案。高齢者の交通事故が依然として課題であり、特に75歳以上の運転者による死亡事故が増加傾向にあると指摘。意見書は、政府に対し自動運転機能を持つ車両の普及や、コミュニティバスの充実を要望する内容になっており、全議員が賛同し、可決された。
第9号の意見書も大庭議員によるもので、太陽光発電の導入促進に向けた制度設計を求めるものであった。環境への配慮と地域との共生を図るため、地域住民への事前説明の義務化や技術基準の見直しを提案し、こちらも満場一致で可決された。
最後に、各常任委員会の継続審査についても異議なしの声が上がり、閉会の運びとなった。議会終了後、議長の辻中隆氏は、全ての議員の努力に感謝の意を表した。議会は約1時間17分で閉会した。